ドイツの薬草酒
・ウンダーベルクとは
ドイツの有名な薬草酒です。1846年にウンダーベルク家によって創製され、以来ドイツはもとより各国で広く飲まれています。もちろん日本でも。
どれくらい飲まれているかと言うと、本国ドイツでは1日に100万本が消費されているそうです。その詳しい成分は公開されていないのですが、世界43ヶ国から集められたハーブ・スパイス類を使用しているそうです。現在は20mlの小瓶でのみ売られていて、一見すると胃薬か風邪薬のようです。茶色い紙に包まれたそのたたずまいは飲むほどに可愛らしく感じられてきます。味は薬のような、お酒のような、独特の味がします。人によっては苦いと表現される方もいらっしゃるかもしれません。
日本へは古くから輸入されてますが、何回か輸入元が変わりました。古い順に「ゴールド金属」「日本ヒューブライン」「リード・オフ・ジャパン」そして現在は「サントリー」です。
--------------------------------------------------------------------------------
・ウンダーベルクの魅力
第一にはおいしいからです。確かに一口飲んで万人に受ける味ではないかもしれません。けれども苦味と清涼感、それに複雑な味わいはウンダーベルクでしか味わえない個性的かつ素晴らしいものだと思っています。シングルモルトウィスキーのように年月が作り出す深みではないかもしれませんが、世界中から集めたという各種ハーブがもたらす味の広がりが、じっくり飲むと実感できると思います。(余談ですが、熟成もされているそうです。)また多くの薬草を含むお酒ですから、当然いろいろな効果も(信じて飲めば)期待できす。私の回りでは、風邪に効いた、食べ過ぎによい等とその効果の報告が、サンプル数は少ないもののあがっています。特に飲み過ぎたと感じたときに最後の一杯として飲まれる方が、熟練者には多いそうです。(注:もちろん飲みすぎはいけません。一日一本で丁度良いとも言われています。)そして飲み慣れるとウンダーベルクでしか味わえない独特の風味に惹かれるでしょう。(ウンダーベルグ普及委員会資料引用)
2007年11月08日 Posted by H.O Bleu at 02:39 │Comments(0) │Bar
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。